【コラム】ライン引直しの時、既存ラインの消去は必要なのか

駐車場ラインの引き直し・消去についてたくさんのご質問を頂きました。今日は2つの質問を回答させて頂きます。
質問:消えかけたラインを引き直すには既存ラインを消去する必要はありますか?
回答:既存ラインの上からの引き直しでしたら、消去は不要です。
…駐車場ラインは基本幅150㎜の白線か黄色線になります。
その中でもシングルラインとダブルラインの違いがございますが、
原則は既存ラインの上になぞるようなイメージですので、
新設の線は既存の線とほぼ重ねた施工となります。
線と線を重ねたことにより、既存のラインを隠すことができ、消去の必要がなくなります。
(引き直し例)

逆に、駐車スペースの方向を変えたり、全体レイアウトを変える場合は、
新設のラインが既存のラインとクロスするなどし、わかりにくい状況になります。
この場合はラインの消去をおすすめします。
(ライン消去お勧め例)

質問2:消去とはどのような方法がありますか?
回答2:削り取り式と黒ペンキ塗りの2種類があります。
「削り取り式」は名前通りに、機械を使って地面(下地)を削って既存のラインを消去することです。
メリット:
①綺麗に仕上げられる
②完全に削り取ったので、耐久性が良い
デメリット:
①手間がかかる
②施工完了後暫く薄い後が残る。※時間経つことによって完全に消えることもあります
(削り取り式イメージ)

そして「黒ペンキ塗り」とは、黒いペンキで既存のラインを隠すことです。
メリット:
削り取りよりは安価
デメリット:
時間が経てばたつほど黒ペンキが落ち、既存のラインがまた正面に出てくることがあります。
(黒ペンキ塗りイメージ)

最後までご覧頂きまして、ありがとうございました。
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